東京都八王子市の自然豊かな中にございます介護付き有料老人ホームアルジャンメゾン紅梅のブログを御覧になってくださっている皆様に今回はノロウイルスについてお伝えさせていただこうと思います。

 

ノロウイルスとは冬季から春先にかけて発生する感染力の強い感染性胃腸炎です。

 

 

 

～感染源～

 

①生牡蠣など二枚貝の生食や加熱不良な貝を摂取する。(海中のノロウイルスが二枚貝の中に蓄積されたものを食す事で発病します。）

 

②ノロウイルスに感染された食品、井戸水などを摂取する。

 

③食品摂取者（食品従事者、家庭での調理者）が感染しその方が料理したものを食べた場合。

 

④嘔吐物、便による人感染。

 

⑤飛沫核感染(乾燥して口から吸い込む）

 

人の腸管内で増殖する為感染ルートは複数になります。

 

 

 

～治療～

 

ノロウイルスに有効な抗ウイルス薬はありませんので、通常対処療法が行なわれます。体力の弱い乳幼児や高齢者は脱水を起こしたり、嘔吐物を詰まらせ窒息する可能性があります。また、脱水を起こさないよう水分の補給が重要です。重症化しないためにも早期に受診しましょう。

 

 

 

 

 

～汚物の処理方法～

 

嘔吐物や、排泄物にはノロウイルスが大量に含まれている可能性があります。感染を拡大させないために、

 

①すばやく適切に処理をする。用意するもの：手袋･マスク･エプロン･ペーパータオル・ビニール袋など）

 

②乾燥させない。（嘔吐物等の上にペーパータオルで覆い、ふき取る）

 

③消毒する。（0.1％次亜塩素塩素酸ナトリウム液で消毒。10分後水拭きをする）

 

④トイレの蓋は閉めて飛び散らないようにながす。

 

⑤トイレ、台所にキッチン泡ハイターを置き消毒する。

 

⑥換気をし、吸い込まないよう注意する。(換気扇ではなく窓を開ける事が望ましく、空気の道を作る）

 

⑦手洗い、うがい。

 

ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い口に入って感染することがあるので、嘔吐物、便を乾燥させないうちに処理する事が重要です。

 

また、何度も感染する事もご周知ください。

 

 

 

いざという時の参考にして頂ければ幸いです。　おもてなしの心を忘れないアルジャンメゾン紅梅の看護師からでした。