『食べる』という支援について
2016/09/07
私達の施設で提供させて頂いている食事には様々な食事形態でお出ししております。
お食事は、入居されている方にとって楽しみのひとつです。より美味しく、安全に召し上がって頂けるようにその方の身体状態に合わせて食事の形態が変わってきます。
人は、誰でも高齢になるにつれて噛む力(咀嚼機能)や飲み込む力(嚥下機能)が弱くなってきます。それに加えて認知症などの病気、麻痺などの障害のある方は、生活の質が維持しづらくなる恐れもあります。身体機能が低下して、咀嚼や嚥下の機能も更に低下してしまう恐れもあります。また、糖尿病や高血圧などの特病のおありの方もいます。介護の現場では一人ひとりの状態に合わせた食事形態でお食事を提供する事が必要になります。
その介護用の食事の事を最近では『介護食』と呼ばれています。介護食には種類があります。
咀嚼機能や嚥下機能に合わせて適切な食事形態を選ぶ事で誤嚥やを防げるだけではなく、自身の力で食事をする事をサポート出来る為医療施設は勿論の事、介護施設でも各種介護食の対応をしている所が殆どです。
この食事形態は、ご本人、ご家族のご希望を確認して、管理栄養士を始めとして、医師、看護師、ケアマネ、そして私達介護職員がその方に合った食事形態をカンファレンスなどの会議で検討します。食事を美味しく、安全に召し上がっていただけるように考えさせて頂いております。
施設は病院ではなく生活の場なのでなるべく食べたい物をお腹一杯食べて頂きたいと思います。
最近では介護食の種類も豊富で、食品会社などからも様々な介護食が販売されています。それだけ介護の食事に対する重要性が世間に認知されてきたのかなと思います。在宅で介護を受けている方も食事の準備をする時間を短縮して少しでも自分の時間を持てるようになるかもしれません。施設では、私達が日頃から食事に対する意識を高めておき色々な気づきが生まれるように心がけております。
大切な命をお預かりしている意識を持って私たちは常に食事形態に気配りを行っていきます。
支援課 ケアマネージャー 平川よりでした
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