~バイスティックの7原則~って何だろう
2019/11/16
今回は、相談援助技術の原則として、「バイスティックの7原則」があります。
その原則について発信させていただきたいと思います。
- 個別化の原則
- 受容の原則
- 意図的な感情表出の原則
- 統制された情緒的関与の原則
- 非審判的態度の原則
- 自己決定の原則
- 秘密保持の原則
・個別化の原則
人の物事のとらえ方は、価値観によって異なり、同じ状況下の人をひとくくりで考えてはいけない。
たとえば、まったく同じ状況に立たされている人でも、価値観によって捉え方が違います。
価値観はこれまでの人生の経験を通して作られていくもので、まったく同じ人はいません。
ということは、課題や問題に対しての受け取り方も、人それぞれ違うということになります。
恋人や友人とケンカしたとしても、深刻に受け止める人もいれば、軽く考える人もいます。
価値観が違うことを前提に、その人がどのようにとらえたかを考えなければならないということです。
- 受容の原則
ワーカーの価値観を横に置いておいて、その人の話を聞き、その人の感情をありのまま
受け止めるということです。
- 意図的な感情表出の原則
その人の感情を大切にし、その人が感情を出しやすいように配慮する。
- 統制された情緒的関与の原則
ワーカーの感情をコントロールしながら、相手の話を聞き、受け止める。
- 非審判的態度の原則
その人の話をワーカーの価値観に基づいて、良い、悪いの判断をしないこと。
- 自己決定の原則
ワーカー自身が思う答えに導くのではなく、
その人が問題に向き合い、その人自身が思う結論に到達できるよう導く。
何か問題を抱えている人は、状況によっては冷静な判断ができなかったり、
自暴自棄に陥ってしまうことがあります。
そのような時にその人が冷静になれるよう導いたり、適切な判断ができるような
状況を作ったりといったことが必要になります。
(危機介入の場合はこの限りではない)
- 秘密保持の原則
自分の抱えている問題や悩みを人に話すことは、勇気がいります。
特に深刻な問題であったり、、人に聞かれると恥ずかしいと思う内容は、
信用できる相手にしか話すことができません。
その人が安心して話せるよう、秘密保持に関して言葉や態度で伝えていく必要があります。
まとめ
プライベートや仕事に関わらず、人間関係を良好にしていける原則と言われています。
意識的に取り組むことで、良い人間関係を築いていけるかもしれません。
ぜひ、活用していただければと思います。
今回は、生活支援課よりお送り致しました。
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