生活する中でどのくらい匂いを意識していますか

今回は臭覚の素晴らしさを紹介したいと思います

 

人間が感じる「味」の8割は香りによるものです

食べ物を食べている時に舌で感じていると思っている人が多いと思います

ところが舌は20％にすぎなく、ほとんど臭いで味を感じているのです

「おふくろの味」その匂い、味を嗅ぐと鮮明に景色や記憶を思い起こすのです

ほとんどは匂いを覚えている事になります

鼻をつまんで食べると味がしなくなりませんか

風邪をひくと食べ物の味がかわったり、違って感じたりします

鼻をつまんで果物風味の飴を口に入れると、その識別ができなくなるのは臭覚が鈍くなっているからです

カキ氷のシロップはほとんど同じ味です　色と香りを変えているだけです

実は市販の粉わさびもマスタードに緑色とわさびの香りをつけたものがほとんどです

人間は味覚より臭覚の方がかなり複雑です

味覚受容体は約33種類に対し臭覚は約400種類もあります

人が認識できるのは約1万種類ほどです

匂いが味覚を左右するのは、鼻の穴から吸い込む匂いだけでなく、喉の奥から鼻に抜ける匂いによる「レトロネーザル」によるとされています

ですから舌で感じていると勘違いするのですね

臭神経への刺激で認知症予防の研究もすすめられているようです

アロマオイルで心身共にリラックスもでき臭覚はQOLに大変役立っている器官です

 

 

今回は医務よりお送り致しました。