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イカ刺しで考察

イカ刺しで考察

2018/10/22

イカ

秋 真っただ中ですね。

食欲・芸術・スポーツ・趣味 などなど,何かを行うのに取り組みやすい季節とよく言われますね。

さて,斯く云う わたしは釣りを楽しみに 海へ時々行きます。

春と秋はイカ釣りを楽しむ事もあります。

釣ったばかりのイカをその場で捌いて食べるのは格別です!

今回は,そのイカについて考察します。

イカの眼球は脊椎動物の眼球に非常に近い。

いわゆる『カメラ眼』である。

無脊椎動物であるにもかかわらず,人間に近い構造を持ち,水晶体を前後に動かす形でピント調節が可能なのです。

さらに色の認識すらできる。

しかし,この『視覚情報』を処理するべき脳があまりにも貧弱なのである。

ちなみに(比較対象とするべきではないが)人間の視覚処理の中枢は複雑かつ巨大です。

イカの脳は本当に小さい。

実はイカには『いかにも』イカらしい視覚処理システムがある。

イカの視覚を処理する中枢は,脳より大きい『視葉』という部分である。

恐るべきことに,そこで眼球からの情報は直接に『視葉』へ至り処理され,

例のイカの忍者の様な動きである,『俊敏な移動・獲物の捕獲・体表の色調の変化』を行っている。

要するに脳を介することなくダイレクトに情報処理されているのだ。

今年の5月に,おもしろい論文が出た。

『タコは宇宙に由来する遺伝子を取り込んで進化した』と主張する論文が,

査読付きの論文誌である『Progress in Biophysics & Molecular Biology』誌に掲載され物議を醸している(Science Alert)。

 

 

タコやイカなどの頭足類について,これらの遺伝子には生命が宇宙から来たと言うことを示すようなサインが存在すると主張している。

わたしは このニュースを観て,H.G.ウェルズの書いた人気SF小説『宇宙戦争』を思い出した。

最後に。

わたしは釣ったその場で食すだけでなく,家に持ち帰り料理をして家族に食べてもらうのも楽しみのひとつです。

先日,家でイカを捌きながら,ついでに解剖実習をしてしまった。

イカは,やはり別の星から来た生物なのかと思わずにはいられない程に,他の生物とかけ離れた構造を持っていた。

 

生命の不思議を噛み締めながら、『イカと大根の煮物』を噛み締める わたしであった。

 

 

リハビリテーション課より

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