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普段どのように座ります?②

普段どのように座ります?②

2017/06/06

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みなさん知っていますか?人間は人生で座っている時間が20年近くあるという事を。

 

その20年間、悪い姿勢の座り方をしていたらどうなるでしょうか? 当然、蓄積した20年間分の代償が体に現れてくると思います。 すでに病院などで治療を受けている方の中には、しつこい位に 『座っている姿勢に気を付けてください。』と言われている方も居られると思います。

 

座っている姿勢が悪いと体は歪み始めます
そのまま不良姿勢を続けていると、腰痛や肩こりだけではなく、便秘、生理痛などを引き起こします。

では、『なぜ不良姿勢のままでいると、肩こり、腰痛、便秘、生理痛といった症状が出てしまうのか?』 を見てみましょう。

 

先ずは、理想の正しい座り方について一緒に確認してみます

◆理想の正しい座り方とは◆

正しい座り方は首と体(体幹)が垂直で一直線になり、股関節と膝関節が約90°になっている状態で足の裏が地面にピッタリと着いている状態です。
イメージとして、マリオネット(糸繰人形)の様に頭のてっぺんを糸で引っ張られているような感じにします。 頭が体(体幹)の真上にストンと乗っている状態です。
顎は軽く引き、背中は猫背にならないにようにして、腰も丸めたり、反り腰にならないようにすることです。
!!!、ここで注意してほしいのが、楽な姿勢と正しい姿勢というのは別物ということを忘れないでください。

よく肩や腰が痛いと言う患者様で、普段の座っている姿勢を聞くと、椅子に浅く座りお尻を前のほうにずらして背もたれに深くもたれかかる座り方をしている人(仙骨座り)や、またはパソコン作業などが多いために、背中を丸めて猫背になり、頭を体よりも前に出して、顎を突き出している人がとても多いです。確かにこの姿勢は一見楽に感じるかもしれません。

私もたまにしてしまいます(笑)。

しかし、この楽に感じる姿勢は体には負担が掛かっています。このまま日常生活で無意識に悪いクセを続けていると、筋肉が緊張し続けてしまいます。それが少しずつ体への負担となり、本来の骨の配列が崩れ始め、体が歪み始めます。 その不良姿勢は関節への変形も引き起こします。例えば、頭を体よりも前にして顎を突き出した状態でいる人は、頭がこれ以上下に落ちないように無意識のうちに首の後ろの筋肉が常に頑張っています。すると、首の後ろを通り後頭骨を支配している神経が圧迫され頭痛を引き起こします。その頭と首の土台である肩の筋肉も常に頑張り緊張し続けているので、肩こりが生じます。また、仙骨座りや腰を丸めた状態でいると、常に腰の筋肉が伸びている状態で動かず硬くなってしまいます。その結果、慢性的な腰痛やぎっくり腰などを引き起こしたりしてしまいます。腰椎には侵害受容器が多いので痛みを感じやすいということもあります。

座っている時に体を支えているのは骨盤です。骨盤の中には直腸、膀胱、生殖器が収められています。その骨盤が仙骨座りによって傾けば骨盤の中身は押しつぶされてしまいます。更に仙骨のお腹側には、副交感神経が網のように沢山詰まっています。その副交感神経にも負担がかかり、内臓機能が低下します。その結果、便秘、生理痛などを引き起こします。他にも、変形性膝関節症や変形性股関節症、筋力低下、心肺持久力の低下、運動感覚の低下、精力低下など様々な症状を引き起こします。それにより見た目年齢もかなり違ってきます。

以上のように姿勢の影響力はとても大きく軽視出来ません。たまに自分の座っている姿勢がどうなっているのかをチェックするのは日常生活を有意義に過ごす為にとても大切な作業です。心当たりのある方は今日から試してみましょう。

 

※仙骨は腰の下にあるお尻の真ん中にある骨盤の中央にある骨。

リハビリテーション課より。

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