認知症予防について
2018/10/19
いま認知症は予備軍を含めると、高齢者の4人に1人。認知症は、治療や予防も難しいとされてきましたが、予防に向けた研究で新たな発見がありました。
世界の研究者が見つけた予防のポイントは、脳が活動する事で生まれる “脳のゴミ” をきれいに洗い流す事。「脳のゴミ」がたまり始めるのは発症25年程前からという事も分かってきました。40代から始めたい認知症予防の生活習慣を知りましょう。
最新研究!予防の鍵はアミロイドβの排出
脳が活動した時に生まれる老廃物アミロイドβ、通称“脳のゴミ”。この物質の蓄積がアルツハイマー病発症の引き金と考えられています。このアミロイドβの“排出力の低下”が、アルツハイマー病と関係があるということ。
実は、寝るとアミロイドβを脳から洗い流す能力が高まる事が分かってきました。つまり、睡眠時間は脳にとって大事な“クリーニングタイム”ということ。適切な睡眠時間を確保して、脳をお掃除するタイミングを確保する事が大切です。
脳の神経細胞を活発化で予防!
睡眠でアミロイドβを排出する事は大切です。
同時に脳の神経細胞を活発化することも予防には効果的だと言われています。その3本柱を紹介します。
有酸素運動・・・有酸素運動をする事で、神経細胞を活発化するホルモンが分泌される事やアミロイドβを分解する酵素を増やす事が期待できます。また、運動後だとよく眠れるのでアミロイドβの排出にも好影響をもたらすと考えられます。
- コミュニケーション・・・他人と会話をする事は、脳を活発化させると言われています。特定の人と同じような会話をするよりも色んな人と出会って新鮮な会話をするとより効果的です。お年寄りは孫などと積極的にお喋りする事が大切です。
- 知的活動・・・頭を使いながら指先を動かすことを知的活動といい、これも神経細胞を活発化させるのに良いとされています。具体的には、囲碁や将棋、裁縫などがあげられます。
今後の充実した生活に、ぜひお役立て頂けたらと思います。
介護課 主任 内藤・平原でした。
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